おめでとう!歳を重ねて涙腺緩くなったのもあって旧Twitterでたくさんの笑顔のティナ見てたら涙目になってしまった。色んな方のティナを見られてとってもハッピーですありがとうございます!!!
ティナはなんだか言葉にできないけど子どもの頃から心に刺さっていたし、FF6という世界観と物語が好きなのでキャラは皆愛しいんですが、ティナへの想いが強くなったのは20代の頃に名著 エーリッヒ・フロムの「愛するということ」を読んで書かれている愛の本質に触れて”これはティナが目覚めた愛だ”と解像度が上がったのが大きい。
FF6好きでこの本読んだことがある方はティナを思い浮かべた人結構いらっしゃると思っているんですが…どうでしょうか。
思惑が乱れ絡まる戦いの中で責任を負ったり、接する人達の優しさや悲しみ、尊重を目にしたり体感して「愛するとは」を悩み抜いた先で、未熟どころか何もわからなかった彼女が「能動的に愛する」という成熟したところに一気に辿り着く様にティナがとっても尊くなってしまったんですよね。
FF6自体への思いも深まった本でもあって。能動的に愛することに幸せを感じるには自己への愛が必要、とこの本にあるのですがあれだけ自分の存在に悩んでいたティナは後半で確かに自己をも受容できるようになり、結果たくさんの人を、世界を、生命を愛するようになる。ティナが自己を受容できるようになったのは異質な立ち位置でスタートしたからこそ、仲間・両親・モブリズ・レオ将軍・交差してきた人々の想いに触れて多くを考えてきたからだなぁと。
ティナが目覚めた普遍的で、美しいアガペーの愛はFF6の群像劇があってこそだな、という思いになり益々FF6という世界観・物語が大好きになりました。
哲学本なのに思い出のゲーム作品に絡ませて考えてしまったあたりがオタクだな〜、な感じですがちゃんと自分の人生にも学びのある1冊でした。まだまだ理解のできていないところもあるので久々にまた読もうかな。